虫売りご存知でしょうか?
今はカブトムシとかクワガタなどは専門店があったりしますが江戸時代は鈴虫やクツワムシなどの鳴く虫が売られていました。音色が美しく風流なのが好まれた様ですね。こちらの掛軸は鈴虫売りの様です。
17世紀には上方で出現していたらしいですが、あの「生類憐れみの令」で一度は無くなってしまったそうです。
時は流れて寛政の時代、神田のおでん屋さんが片手間に始めた虫売りが大繁盛!おでん屋を辞めて虫売りに転業し、本格的に始めたのが起源とされているそうです。
瓶に入れた土にタマゴ産ませて温めて早く孵化させ高値で売る。
なんと養殖事業にまで発展するとは、相当繁盛したのでしょうね。
そういった文化背景も含め趣き深い掛軸だと思います。
こういった掛軸はもう、古軸でしか見られる事が出来ないので、ずっと繋げていって欲しい逸品です。
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