今回は埼玉県からご来店頂きましたお客様の掛軸・額の仕上がりです。
初めは昨年の9月にホームページから西国と坂東の番外についてのお問い合わせが有りました。
掛軸に表装した時のバランスやどちらの番外を入れるのか等の内容でした。
その後無事に2021年3月に無事満願し当社まで表装のご依頼でご来店頂きました。
西国三十三所・坂東三十三観音・秩父三十四観音
それぞれの納経軸と御影をお持ち頂きました。
納経軸はとても迫力のある字でした。
また、納経して頂いた際に二度付きしないようにゆっくり丁寧に乾かしておりとても綺麗でした。
掛軸は観音様に合わせて一つずつお選び頂きました。
西国 No.11 金剛太子
坂東 No.10 平安錦重
秩父 No.8 真銀牡丹
特に秩父のお寺でご購入されたこの観音様は衣の色合いが綺麗でだと思いました。
御影札は額装でご提案いたしました。
西国はカラーで33枚
坂東の御影は1番の杉本寺さんが3枚ありますので合計35枚
秩父は34枚
坂東
秩父
坂東と秩父の御影札は各お寺で大きさが様々でしたので裏打ちで調整致しました。
御影すべての大きさを出してバランスの良い大きさで型を作り大きい御影はカットして小さい御影は裏打ちで大きくしてバランスを取りました。
西国 御影札がカラーなので金紙を貼りました。
坂東 バランスを取る為に左下に満願日を入れさせていただきました。
秩父 バランスを取る為に墨で秩父三十四観音霊場とタイトルを入れさせていただきました。
仕上がりは全て厳重に梱包して埼玉県のお客様の自宅までお送りいたしました。
後日お客様よりお喜びのご連絡と「今後は、先祖法要は勿論のこと、折りに触れ飾ることで、満願への道のりを思い出し、またこれからの励みにしたいと思います。」とお言葉頂きました。
ご遠方からのご来店、ご注文頂き誠にありがとうございました。