今回のご依頼は大変珍しいものをお預かりさせていただきました。
三幅とも西国三十三所の納経軸なのですが、
一般的な大悲殿の漢字と御詠歌、そしてご宝印のみの三種類をお一人から一度にお預かりしました。
中央の文字は三幅とも
「南無観世音菩薩」観世音菩薩を帰依(信じ、その教えに従い)します。 という意味になります。
帰依の原語がナマスで漢字で「南無」と表記します。
「南無阿弥陀仏」の仏は悟れるもの言う意味で阿弥陀という悟れるものを帰依します。
の意味になります。
中央の文字は今年の漢字でお馴染みの音羽山清水寺の貫主の森清範住職のお筆によるもので
力強い文字とよくあっています。
中央の文字は繖山観音正寺の岡村遍導住職のお筆で柔らかいフォルムの文字が仮名書の雰囲気にぴったりです。
中央の文字は四天王寺の110世出口順得管長のお筆ですっきりした字体とのバランスが絶妙です。
三幅ともそれぞれに合わせた裂地を選んでいただきました。
完成時にはまたupさせていただきます。
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